胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

歌舞伎町のこころちゃん

早くあがらせてもらい、ちょっと用事を済ませたら巨大書店ジュンク堂へ。
西原理恵子の本をたてつづけに見つけたあと、
ふらりと立ち寄った写真集の話題作コーナー。

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2151472&x=B
「歌舞伎町のこころちゃん」
こころちゃんは女の子。歌舞伎町で働いている訳ではない。
ホームレスだった。4歳の。

彼女と彼女の父とが住んでいたのは歌舞伎町の街角、新宿コマ劇場のそば。
カメラマンは彼女を撮影し、父と話をしていくうち、
次第に撮影するものと被写体という関係を越えていった。

すべて過去形なのは、こころちゃんはもう歌舞伎町にはいないから。

さっき検索すると、年末NHKで紹介したらしい。
彼女のはじけるような笑顔の中の黒い空洞。
彼女の父が考えていた幸せのかたち。

話題になったり、ベストセラーになることが彼女の為になるとは思えない。
でも、子供を持つ人、派遣村がテレビの中の風景だと思っている人には
ぜひ、必ず、手にとって欲しい1冊。