胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

悪魔の時計

出席停止のコドモが、びえええ、と騒いでいる。
どうやらにーちゃんに、怖い話を聞かされたらしい。

赤い部屋っていうんだって。
なんかインターネットを使った怪談話。はいはい、いつの時代もあるよ。

青い部屋といえば梅ちゃん(鼻に豆を入れて越路吹雪のマネをする男のひと、って説明でいい?)

で、翌朝になっても、にーちゃんは得意げに怖い話をする。
部活の大会に出るのに朝5時から起きて怖い話。
6時の出発にあわせて弁当を作るワタシは、忙しくてそれどころじゃない。

そこで、声のトーンをぐっと下げて答える。
「そんなの、悪魔の時計に比べれば、なんてことはない」

「ええ、なに?悪魔の時計ー?」
おお、見事に食いつく。
いいのかそんな単純なことで、と思いつつ、
つとめて表情を変えずに。

「どんな時計なのかは、着替えてからテーブルの上を見なさい」

パジャマ姿のままだったにーちゃん、テキパキ着替える。
よしよし。

テーブルの上には、チラシの裏に描いといたイラスト。

腕時計の
文字盤に
熊の図柄。

あ、熊の時計。

にーちゃん、きっちりひっかかってくれた。
おそらく大会の会場に向かう車中で、
さも自分で考えたかのように披露しているだろうなぁ。

現実の方がはるかに怖い。
タミフル、今頃になって10代への処方中止。
服用したら患者から目を離すなといっても限界があるもの。