違うものさし
ぽかぽかの陽気の中,ぴかぴかのビルまで研修に。
研修のラストの質疑応答で颯爽と手ぇ上げて
「自分の思い通りにしてくれなかったのは許せない」
って発言かますのを聞いてげんなりする。
まともに取り合わないこった。
ここの職場で競われる,「ある数値」においては,
この人たちの属するところはトップクラスである。
それは認める。努力もしたんだろうし,恵まれていたんだね。
しかし,だからといって感情を単にぶつけるような発言をして
思い通りに物事を進めようとする強引さを,評価できませんや。
面と向かって忠告するのもエネルギーの無駄だから
(うちの若いもんは以前,うっかり敢然と立ち向かってしまい,砕け散った)
ふんふんと聞いておしまい。
ともすればここでは「ある数値」以外の尺度を忘れそうになる。
それを上げるために毎日死に物狂いで端末や電卓を叩いているのだ。
しかし,それ以外のものさしも何本か,いつもココロに常備したいもんだね。
とかなんとか,てめぇの仕事はどうなんだってのね。しっかりせーっ。