胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

厳冬態勢

台風並みの低気圧。朝から激しい吹き降り。
世帯主様は30分以上早く出勤。ワタシも続こうとするが,コドモが準備に手間取り断念。1本早いバスに乗るのが精一杯。
いつもなら学童保育に弁当持って日中行くところだが,この悪天候では危険。じっちゃんばっちゃん宅のごやっかいになる。
この時点では公共交通機関はまっとうに動いていた。

客足ほぼストップ。いずれにせよ午後から大仕事があったのでそちらに集中することにはなる。
コドモの水泳教室に連絡を取ると,送迎バスは当然のことながら,プール自体が臨時休業になったと。

残った仕事は「今日はまっすぐ家に帰るのが最優先。」と翌日回しに。
外に出ると,歩道がすり鉢状になっている。積雪はそれほどでもないけれどシャーベット状だった濡れ雪がみっしり凍っている。
歩道のロードヒーティングが利いてない。なんとか動いているところは解けた雪が排水溝に逃げられず,巨大な沼になっている。
かえって切ってくれた方が安全なのか。

どこまでもどこまでも歩く
たぶん百年でも
谷山浩子「わたしじゃない月のわたし」)

顔を上げられない。片目が開かない。でも歩き続ける。立ち止まれない。

ケータイが鳴る。世帯主様からJRが動いていないとの情報。
保育園にコドモ預けていた時代から,
こういうとき帰途につくための方法は,反射的に複数頭の中に表示される。
駅の手前で改札前にあふれかえる人々のシルエットを見た瞬間,
選択肢は一つに絞られた。とにかく今タクシーを拾おう。

目の前に空車が現れた。走った。天の助け。

無線の声が嗄れている。ラジオは道路情報交通情報を延々と流している。
「危険だから傘を差すな」というアナウンサーの声が飛ぶ。こんなときラジオは心強い。いつもは聴かないS局ではあるが,今何が必要な情報かをちゃんと承知している。合間に流れる曲はハウンドドッグのフォルテッシモ。

途中高速道閉鎖に伴う一般道渋滞に嵌りつつ,結局いつもより5分ほど早く帰宅。じっちゃんばっちゃん宅からコドモをひきとり,暖房を入れ,テンションが残っているうちに玄関先の除雪。夕食の支度と並行してドリルのまるつけ。コドモらはテレビに釘付けになり日中ろくすっぽ勉強やってなかった。ああ。

今朝はもっと早く出なくては。あとゴミ出しはやめた。飛んでいってしまう。