胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

土砂降りの朝

毎朝、コドモと一緒に、保育園まで路線バスに乗っている。

家を出る時まではなんとか持ちこたえていた空だったが、
車窓を眺めていると徐々に雲行きが怪しくなり、
遂に「ざぁぁ」と降ってきた。

カサ持ってない。
小学校に通う上の子は、カサ持って行っただろうか。
先に出勤した世帯主様、濡れてないだろうか。

「おかーさんバスでカサうってるよ」
あ!そうだ。「車内でカサ販売中」ってポスターあるもんね。
雨は保育園に近づいても止む気配がない。
降りる時に運転手さんに300円払って、ビニールガサを1本買う。
ちなみにバス賃は160円。

運転手さんは心配そうにワタシを見ている。
でも大丈夫、カサあるもんねっ、と元気に降りた途端、
ずざぁぁぁぁっ!!
なんとまあ、カサにはご丁寧にビニールカバーがかぶせてあり、
それひん剥いてカサを開くまでの数秒のうちに
オレたちひょうきん族」の懺悔コーナーを思わせる水量が襲い掛かったのだ。
ワタシのあとをついてさっさと降りてきたコドモも、全身びしゃびしゃ。

とにかくカサをさしかけて、信号渡って保育園へ。
カサはきっかり一人分のスペースしかなくて、
コドモに差しかければワタシが濡れる。
ワタシに差しかければコドモが濡れる。

溢れる水たまりを飛び越えて、とにかく走る走る。
やっと保育園到着。速攻で着替えの棚を開けると、
こんな時に限ってTシャツ入ってない!
とりあえずパンツ以外全部脱がせて、長袖のコットンシャツを着せる。
もともと親に似て不器用なうえに手が濡れていて、ボタンが上手にできない。
見事に段ずれしていたので、はめなおす。

濡れた衣類をまとめて、さて出勤、ふと窓に目をやると、
もう晴れてる!
300円をぶらさげて雨上がりの道を歩く。

ちなみに小学生はカッパがあってセーフ。
世帯主様は屋根のあるところまでダッシュしたそうで。