胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

さて、ようやく猫森集会Aプロの感想ですが

http://wagamamakorin.client.jp/taniyama-neko2.html
まこりんさんのこれまた素晴しいレポート。
斉藤由貴にも造詣の深い方であり、谷山系以外の方にもお奨めテキスト。

そこいくとワタシはどう書けばいいか。
長さではもう太刀打ちできないので、極私的な感想を書く。

・1曲目の「放課後」からもう泣けている。中高生男子のほんのり甘くてほろ苦い結末が見える片想い。ああ中2の頃から谷山浩子を聴き始めたワタシの両隣にはまさに中2の長男と小5の次男がいて、この歌の世界にはワタシはもう戻れず個人懇談で通りかかることしかできず、これからの(既にか?よく知らないけど)彼らにとってリアルなことなんだと気づいたら、ほろっ、て。
・演出効果の妙。ステージの四方を客席が取り囲むので、普通ステージの背景を彩る照明は会場の両側面の壁に。「プラハリアン」での雪の夜らしい世界にはうっとり。

斉藤由貴といえば「会い損ねた」人であった。高1の時彼女は映画の撮影でうちの学校に来ていたのだが、この頃ワタシは学校を自主的に秋休みにしていた(=欠席してたとも言う)ので会えなかったのだ。母校はのちに取り壊され新校舎が建ち、当時の学び舎はその映像の中に思い出としてある。偶然だが主題歌は「情熱」だった。

・三次元のツンデレというのはこういうものか。

・「悪魔の絵本の歌」ではきちんとワンコーラスごとに平等に向きを替え四方を向いて歌ってくださる。四方を意識するのはなかなか難しい。ちなみにこちらを向いてくださったのは1番で「♪それはあなたのことよ そうよ あなたの あなたの」と客席を指さしてくれる。その指先は1回、ワタシ(のあたり)に向いていた。

・残念ながら「そっくり人形展覧会」は去年の「ドッペルなかんじ」の方がよかったのごめんね。曲の前と間奏であのセリフが入らないと乗れなくて。

・SEAGULLは素晴しいハーモニー。もう斉藤由貴の歌としても成立する。幸せについて語る斉藤由貴の姿に、かつて彼女が愛したとされる故・尾崎豊川崎麻世(カイヤの夫)との日々にはこの幸せがあったのだろうかと勘繰り…いやいや今は素敵なご主人とお子様がおいでなのだから、と邪念を振り払う。

・でアンコール前の最後の曲に持ってくるかドッペル玄関。斉藤由貴の声質に
合わせてなんかいつもより可愛くシンクロして一層楽しく怖く響く歌声。

・字数が尽きた。