胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

ワタシには 関係ない

ワタシは、学生時代は合唱、社会に出てからは専ら話す仕事なので、
ただでさえよわっちいのどを守るため、吸わない。

世帯主様は、下のコドモができたのを機に、やめた。
そしてじっちゃん(世帯主様のお父さん)と、ワタシの父は、
病気を機に、相次いですっぱりとやめた。

3人とも、吸っていた時期はあったけど、
コドモら、孫らの前では吸わないでいてくれた。

今、煙の恐怖は、外にある。
ちょっと前までは少年野球。屋外ならまだしも、部屋の中の行事(父母会・宴会)は苦痛だった。ガス室かと思った。

通勤途中の歩きタバコ。早足で追い越す。煙から少しでも遠ざかるように。
雪道だと怖い。

そして職場。分煙になった。
先月、環境とか、サービスアップとかで、完全禁煙の方向で行くらしいと発表が、
案の定、まだ分煙のまま。今後の方向性も定まっていない。

喫煙室にいる職員に電話が入れば、コードレスを持って走り、喫煙室を探す。
息を詰めて、顔をそむけて、扉を開ける。

昨日もそうだった。係長に、電話が入った。
係長はタバコをやめないんだそうだ。
コードレスはそのまま、喫煙室に持っていかれた。

課長が、係長を探していた。(日常的に席を離れることが多い)
同僚に声を掛けていた。

ワタシが課長に声を掛けようとした瞬間。
まだ何も言っていなかったのに。
「おれは○○さん(同僚)に言っていただけだ。みんみんさんになんか、関係ない」

すうっと手足が冷たくなった。

そのとおり。
ワタシになんか、関係ない。

でも、何かを言うんだったんだ。
でも、関係ない。もう。

胃が痛い。
でも、関係ない。仕事を続ける。

電話が鳴る。こんどはワタシ宛。いつものように対応する。
自分で発する明るい声で、自分を持ち上げていく。
でも、胃が痛い。
席を立ったら激しいめまい、人目につかないところで、しばらく身を伏せる。

関係ない。
関係ない。
関係ない。

怒りは、心の中の水の底に沈んでいく。

まだ整理できない。
でも手足が冷たくなった瞬間のやりとりは、まとわり付く煙のように消えない。