胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

好きなことを職業にする

ってことについて,最近考えている。

ワタシはしなかった。

かつて,えーっと(深呼吸,しかし手が進まん)アナウンサー志望だった。
今になると女性(女子って言うのは小中学生に言う言葉だよ)があんな使い捨て業種で生きていくには
相当の才覚と運と器量ほか多数ワタシの持ちえないものが山ほど必要だって
痛いほどわかるからで進まなくて正解だったなぁとは思うのだが。

学生時代それ系の勉強をしたいとぬけぬけと親に言い出したところ
「それにはお金は出さんが,マナーを学ぶところには行かせてやる」
と,半年NHK文化教室のカルチャースクールに行く費用が予算配分された。

礼儀も袱紗の使い方も煎茶道もまんべんなくかじったある日
講師の先生から呼ばれたワタシに,意外な依頼が来た。
「テキストを自分で読み上げるのが大変だから,テープを使いたい。
ついてはあなたの声で読んでもらい,それを録音して使いたいのだが。」

つうわけでスタジオもとい先生のマンションに呼ばれ,そこで録音。
先生は,ワタシの夢を知っていたのだろうか。
あのテープは今どうなったのだろうか。
先生の名前は、その後NHK文化教室のパンフから消えたが…

だいじなちゅうい)これはきちんとはなしあったうえで行ったので,小学生がしらない人のうちにそうじに行ってお金もらえるだけのおいしいバイトなんかないからね。

夢から醒めるには他人の冷静な目が必要だ。
その後もねぼけたことをほざいていたワタシを「わっはっはっ」と笑い飛ばしたバイト先のおとうちゃんのおかげで
目をこすりながら受験勉強をして,(それ系の学校には行かなかった)
過酷な面接に半べそになって,
内定をつかんだ仲間からやや遅れて,今の職の切符を勝ち取った。

いくつか異動するうちに,なんとなくだが
「みんみんにはこういう仕事が適しているからこういうところに配属しよう」
という上の方針を感じるようになった。

大事な注意)そのためにはいろんなとこでいろんな仕事をするのだよ。

アレとコレはダメだが,「人と話す,人に何かを伝える」ことに向いているらしい。目の前にいる曇った顔のお客様が,ワタシと話すことで安心したり動き出したりすることで,ワタシの中にもエネルギーが生まれる。

で,プライベートで「好きなひとと暮らす」ことについてはまた今度。