胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

花も活けられない女。

保育園の送り迎えがなくなり,家からまっすぐ職場へ直行している。
バス停やバスの中で会う顔なじみの人々に「お子さんもう一緒じゃないの」
職場前のコンビニの奥さんに「出勤するの凄く早くなったんじゃないの」
といわれる。

年度末と選挙で,びっしり仕事に打ち込む。時計の針が廻るのが速い。

午後,花が届く。
本日を持って退職する上司から
「職場に飾ってほしい」と事前に頼まれていたのだ。
生け花とかそう言う心得はないんですが,と言ったら
いやぁ投げこむ程度でいいから,とゆー話だった。

とりあえず課内を廻って花瓶いくつか調達。

甘かった。
大量の花。しかも,花束状態ではないのだ。
最初気づかなかったワタシもあほだ。
いわゆる「花屋のポットから届いたまんま」葉っぱ付きっぱなし,茎長いまんま。

言われたとおり真っ正直に投げこんでいったら,悲惨な花のかたまり。
給湯室で途方にくれてしまった。

忙しい同僚の手助けとハサミを借り,
最後はきちんと生け花の得意な方を拝み倒して,全面的にお願いして,
ようやく終業すぎに完成。
ワタシは小さくなって,花瓶を事務室に飾って回った。

はい,女のくせに,こんなに不器用で,
花一つまともに扱えなくて,
ほんとにほんとに申し訳ないです。
でも年度末で月末で,
お客さんも電話もひっきりなし,
(現に給湯室まで「お客さん来たよ」と呼ばれた)
一刻を争う決裁戴く書類も沢山あります。
庶務の端くれを担っている大忙しの中に,
すみませんが花と格闘する余裕,ありませんでした。
あともう一つごめんなさい,アレルギー持ちで風邪もひいてるので
狭い給湯室で花粉浴びて,すっかり鼻もやられてしまったんです。

上司を拍手で見送り,その後大量の決裁ものをまとめあげ,
駅で待ち合わせしていた実母祖母のところへ20分遅れで走り,
コドモを迎えに行く。
ワタシのケータイのメモリーに,祖母(ことし80歳)のケータイ番号が加わる。
どうやら祖母のケータイに初めて電話をかけてきたのはワタシらしい。