胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

闇の中の善哉

研修2日目。朝ダッシュしたおかげで快速に乗れたし,バスにも間に合った。
バスは本数が少なくて時間がかかるが,
車窓からの景色が楽しくて料金が安く,
さらに始発から乗れる便なので,研修会場への足として気に入っている。

この研修の山場ともいえるロールプレイングに突入。
グループで事例をもとにした即興の寸劇をつくり
こんなときどうすべきだったのかを討議するというもの。

午前中いっぱいストーリーの骨格を作り,キャストを割り振る。
午後1時半から発表なので,昼休みを少し早めに切り上げ,
「12時50分集合ね」といったん解散。
しかし気がつくと皆ストーリーが気になってしまって,
15分くらい前から集まってぼそぼそ打ち合わせを始めてしまう。

4つあったグループでじゃんけんの結果,2番目をひきあてる。
早く済ませた方が気が楽だが,最初ってのもナンなので,好都合。
ちなみにワタシの役柄は「娘を保育園に入れたい工藤静香さん」でした。
空きがないことを知らされて窓口でキレるという演技を熱演。
本来対処方法を討議するはずなのに
「クレームつけてる人はとても迫力あった」と妙にウケてしまう。

研修終了後,別件で宴会。
あるこーるは飲むのだが,女性陣はなぜか締めに甘い物が欲しくなる。
メニューを見ると「白玉ぜんざい」がある。
もうアイスクリームって季節じゃないもんね,とオーダー。

ところで,この店は意識的に照明を落として雰囲気をつくっている。
皿に乗った料理はなんとか見えるのだが,手元が見えない。

やってきた小さな塗りの器の中は漆黒。
中のあずきと闇が溶け合っている。
白玉は沈んでいるのか見えない。
スプーンを入れた手応えでどこまで食べたか推測するという
スリリングなぜんざいだった。おいしかったけど。

駅前で「それじゃまたー」と言ったら,
ワタシの口から放物線を描いて,あずきの皮が飛んで行った。
見られてなかっただろうかや。