受験生ブルース

日曜の朝なのに，平日より１時間早いバスで出かける。
と思ったらなかなかバスが来ない。寒空の中時刻表を見ると
なんてこったい。日祝ダイヤだと５分早く出発するのだね。

仕方なく歩いて駅まで。すると目の前を走り抜けて行ったＪＲ発見。
というわけで，キオスクでのど飴買って，ちんまりベンチに座って待つ。

当然ＪＲも日祝ダイヤなので間引き運転。
窓口の駅員さんに向かって騒ぐオバサンがいた。
「○○分のに乗りたくて出てきたのに，どうしたらいいのっ」
待ち合わせしてどこか遠出するはずだったらしい。
仕方なくこれまた大声で電話してハイヤーを呼んでいる。

寄り道して職場近くのコンビニに届いていた本を受け取って
雪を踏みしめながら開場１５分前に到着。
あまりの寒さに開場時間を繰り上げてもらったようで，
とっとと席に向かう。

試験である。受かる可能性は星より遠いが。
知り合いにとりかこまれる。

高校の校舎を借りている。
試験開始１５分前，なぜか天井に目をやる人々。
なんだろ？と見上げると，
教室隅のテレビ台だったらしいＬ字型のスチールパイプに
コーラの５００ミリペットボトルが刺さっていて
まるで釣り針にかかった魚のようだったのだ。
しかもほんのわずかにコーラ残ってるし。

試験開始。
試験監督さんは暇を持て余し，教室内の掲示物を見ていたらしい。
マグネットで留めてあったが，マグネットで隠れた部分も読みたかったらしい。
少しずらしたらしい。その結果…
試験真っ最中に「からんからん！」という床に落ちたマグネットの音が響く。
すべて「らしい」だったのは解答に打ちこんでいたため…な訳ありません。

ちなみに，ぽちも同じような所においでだったらしい。

試験終了後久しぶりに街へ。
パルコの新しいレストラン街へ，真っ黒いカベのエレベーターで向かう。
中華を食べてきたが，めっちゃ量が多い。
ここへは１人で行かず，複数で赴いてシェアすべし。
ワタシの食べてるのを見たオバ（ァ）サンには２人がかりでも無理だったらしく，
お冷や飲んで，メニュー読んで，店員さんの説明受けたあと
「隣の大丸藤井でカレンダーでも見てきましょう」とかなんとかつぶやいて
さぁーっと逃げて行ったぞ。