回転寿司攻略法

夏休み最終日は、案の定時間との戦いになってしまった。
いや宿題は割りと早く済ませていたのだが，自由研究が…

おひるくらいは外に出よう，と
結構有名な回転寿司屋に向かう。
あまりに有名過ぎて，待ち時間がえらく長く
客はポケベル渡されて近所の書店で待機、というところ。

一般的には平日昼間なのだが、
な、なんなんだこの混雑は！

午後１時近くに着いたのに、店内に
ひしめく人また人。
ソファが空いていたので座って待つこと約２５分。
やっとボックス席に座れた。

これは大食い女王、赤阪尊子さんのコトバだったような気がするが
食べ放題でモトをとるためには
最初からデザートやサイドディッシュに手を伸ばしてはいけないそうだ。

寿司屋に来たからにはまず寿司なのである。

でも、流れてくるモノの中に、
なんとなくフルーツやゼリーやデザートが多いような…
夏休み期間、お子様を狙ったメニューにウェイトを置いているらしい。
なんか手が…いやいかん、寿司寿司。

２カンずつ１皿にのっかってくるので
コドモたちは相談して１皿決め、１カンずつわけっこして食べていた。
某乳酸菌飲料も、２つ並んで皿に乗って流れてきたのには笑った。

しばらく流れのままにぽちぽち食べて
黒板に書いてあった「シラウオの軍艦」は握ってもらう。
サビ抜きのカッパ巻きはコドモのリクエスト。

朝ご飯が遅かったせいか、思いがけず早くお腹が満足してしまった。
そろそろ甘い物に移ろう。
こってりクリーム系も流れてくるが、「いももち」に手を伸ばす。
ジャガイモのマッシュを餅状にこねて平べったくまとめ、
甘辛いたれをつけて焼いたものが２切れ。

濃い。重い。バターまでついてくるし。
しかしあとをひく味である。
コドモもつられて１皿取ったが１切れでリタイア。
それも平らげたので、しめて３切れお腹に収まった。

大人数で来て会計が一緒、という時には
皿の色ごとにきちんと分けてテーブルに積んで置くと
バイトのおねーちゃんでもテキパキ計算ができる。
世帯主様がちょっと積み替えていてくれたので助かった。

だから寿司はどうしたの、と聞かれそうだが，
おいしかった。値段も満足だった。
「また来たいね〜」
「いや平日でこれだけ待ったら、休みの日だと一体どうなる」