胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

血ぃ吐いた話

※多少ショッキングな描写があります。タイトル読めばわかるか。

すっかり元気になったので、忘れないうちに書く。

先週の水曜日の夜のこと。
夕食にアジの開きを食べていた。
痛い。骨が喉に引っかかった。
取れない。ご飯を飲んでも、指で喉を探ってもまだ痛い。

洗面台に駆け込んだ。
せきこんだ。吐いた。真っ赤な血だった。
両方の手のひらに乗るくらい。
ただし、胃の内容物も一緒なので、全部血だったかどうかはわからない。
何度もうがいをして、血を洗い流す。振動で骨も動いてくれるかと期待したが期待外れ。

さっきほどではないが、まだ痛い。
でも喋れるし、救急外来に行くほどでもないかと思い、
ゆっくり夕食の続きを済ませ、あきらめて寝る。

痛くてあまり眠れないまま、翌朝起床。
これは無理だ、仕事に行く前に耳鼻科へ行こう。
何とか食べてみようと、飲み込むたびに痛いのを気にしながらも
トーストとバナナと牛乳で朝食。(これをのちに後悔することとなる)

まずは職場へ電話。上司が出た。
あのう、ゆうべ血を吐きまして。
「ええええええ!」
これから病院へ行くので、午前中休みます。
「って、そんな状態だったら午後も無理しないで」
多分午前中で済むと思うので午後からは出られると思うんですけどー。
…心配してくださる上司に感謝して受話器を置き、病院へ出発。

かかりつけのA耳鼻科はバスで10分の距離。
診察券と保険証を受付に出したら、本日2回目の
「ゆうべ血を吐きまして」申告。
喉に骨が刺さっている可能性があることを話すと、少し早めに診察に呼んでもらった。

早速スパゲティくらいの細さのカメラが喉に入り、丁寧に探してもらう。
これは気管支炎の時に何度か入ったカメラなのですんなりと飲める。

「傷はついているみたいですけど、骨はないですねー。
これは食道のほうに落ちていると思われます。とすると、消化器内科になります。
朝食食べたんですか?じゃ胃カメラ無理かもしれないけど、ダメもとでかかりましょう」
しまった。胃カメラ飲むこと想定してなかった。朝食抜かなきゃ。

耳鼻科じゃないんですね。
「どこか、かかりつけの内科ありますか?」
B内科です。消化器内科かどうかわからないんですけど…
「あ、そこ消化器内科です。今撮影した画像あげますので、これ持って行ってください。」

自分の喉のカラー写真を持って、歩いて10分ほどでB内科。
「血を吐き…」本日3回目。

経鼻(鼻から入れる)カメラは予約制だけど、
口から入れるカメラなら飛び込みでもなんとか対応可能、
朝食食べたのなら食道を中心に診ます、骨見つけたら抜きましょう、というお返事。

というわけで10年ぶりくらいの胃カメラ蛍光ペンくらいのぶっとい奴。

うげうげして戦ったその結果。

骨は見つからなかったものの、うげうげの衝撃で骨が動いたらしく、痛みが治まる。
ついでに逆流性食道炎の診断が下る。

ぐったりして待合室でお会計を待っていて、せきこんだ。
口元を抑えた掌を見ると血が広がっていた。
「すみませーん!」ざわめく待合室。
診察室に逆戻り。

「大丈夫大丈夫、胃カメラで傷に当たっただけだから、心配ありませんよー」
というわけで、それから数日せきくしゃみのたびに怯えて過ごしていたのだが、
本当に出血はそれっきりだった。

午後から仕事に戻り、その日1日はヨーグルトとおかゆウィダーあたりで過ごし、
翌日からは普通の食生活に戻りました。

というわけで、魚を食べるときには気を付けなくてはと反省しましたのこと。

あとまあ、今回は犯人(犯骨?)の正体は不明だったものの、
嘔吐と吐血を伴う病気の中には
マロリー・ワイス症候群
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

というおっかないものがあるので、注意しましょう。