胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

自転車騒動

金曜日で週末で月末で年度末で、ふらふらになって、
夜帰ってきたら、
4月から大学生のコドモが、「自転車を盗まれた」と言い出した。

国道沿いの店に暇つぶしに行ったとき、駐輪場に施錠せずに停めたからだと。

高校ではずっとこの自転車で通学。
修理点検を重ねて乗り続けてきた。
ダブルロックは鉄則だと言い聞かせ、
サドル下で後輪を固定する鍵式のと、ナンバー式のチェーンとをかけとけと
あれほど言ったのに、自業自得。

本人はすぐ警察に届出。
防犯登録してあるので、見つかったら連絡してもらうことに。

そこで聞かされたこと。
見つかった自転車は発見されたところまで取りに行く必要がある。
極端な例では、札幌で盗まれた自転車が旭川で見つかったってことも。
(盗んだ自転車を引っ越し荷物に突っ込んだらしい)

週末は電話を待つことに。
いつもなら知らない番号の着信には出ないのに、
もしかして自転車のことかと思うと出てしまう。
セールスの電話に激怒。

そんな新年度の週始め。
たまたま試写会が当たって、コドモは街で夜映画を見てきた。
その帰り、最寄の駅に降りると、なんと自転車発見。
しかも、無施錠だったのに、サドル下がひとつ施錠されている。
…つまり、敵は鍵を持っている。

コドモはすぐ交番に行き、おまわりさんに事情を話す。
防犯登録から自分の自転車だと理解してもらったものの、
引き取るのに、スペアの鍵すらない。
おまわりさんもいろいろ努力してくれたそうだが、鍵は壊せず、
チェーンキーだけつけて、交番近くの別な駐輪場に移動させて、
その日は終了。深夜、とぼとぼコドモは帰宅。

翌日。コドモから話を聞き、自転車を確認。
仕事の帰りに引き上げていくことにした。
しかしワタシは免許がなく、しかもその夜の予報は雨。

案の定、土砂降り。でも翌日からの予報は雪。

えいっと後輪を持ち上げて、逆ウィリーのかたちでタクシー乗り場まで自転車を運ぶ。
雨の中、折りたたみのかささして、仕事のかばんを肩にかけて。

見ようによっては、自転車泥棒

タクシーの運転手さんには「そのサイズの自転車は乗らないねえ」
と断られた。

藁にもすがる思いで、世帯主様のケータイにSOS。
なんと、ちょうど帰宅したので、今から車で迎えに行くと。
うわああ。

駅前に次々とご主人を迎えに来る奥様の車が来る中、
ワタシと自転車は雨の中待っていた。
タクシーさんには「迎えが来ることになりました、すみませんでした」と。

ミニバンの3列目をフラットにして、それでも足りなくて2列目まで倒して、
折りたたみかさはワンタッチが誤作動して車内でぱっと開き、
てんやわんやで帰宅。
どうせ鍵のことで後日ホームセンターに行くことになるので、
自転車はおろさず、積んだまま、車を車庫へ。
これで盗まれることはない(はず)
やれやれ。