胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

与作は木を切る

週に一回くらい、うちの隣の空き地で、木を切っている。

つるのような低枝が伸びる低い木は
どこからか種が飛んで来たのかそのまま伸び続けて、
歩道までせり出してきていた。

これよりもう少し高いタラノキは、
春になると新芽(タランボともいう。天ぷらが美味)が出て
毎年それを目当てに知らない人がやってきて高枝切りバサミで芽を摘むから
数年前からもう芽が出ず、何本も立ち枯れて
冬に積もった雪の重みで歩道まで倒れこみそうになっていた。

ここに風で飛ばされたり、投げ込まれたりしたゴミは
葉が茂る季節は全く見えなくなり、
春先にうちとかご近所の方とか町内会の清掃作業とかで拾っている。

これを、雑草や笹の茂らない今のうちに、
小さなのこぎりで切って、少しずつゴミに出している。
伐採する作業より、まとめてゴミに出すまでの準備が大変。
ほったらかしにすると風で飛んでいくし、
嫌な話だが火でもついたら恐ろしい。

タラノキは枝全体にびっしりとトゲが生えているので、
気をつけて始末して、10キロのお米の袋に入れたうえで更にゴミ袋に詰め、
二重三重に包まないと、こわい。枯れていても、トゲは鋭い。

他の木は太いもので直径10センチくらい。
住宅街の空き地なのでむやみに背は伸びず、
好き放題横に広がって育っていた。
大きいもので3メートルくらい、大人2人分の幅。
もちろん抱えきれない。切って切って切りまくり、
そこそこ太いものは束ね、あとは袋。

土地に生える木は所有者の財産、である。
でも、立ち枯れて風雪に曝された裸木は、虫食いが酷くて薪にもならない。

空き地の持ち主には、このあたりに10年以上住んでいるが会った事はない。
調べて調べられないこともないはずだが、
わかったとしてもその人がこの荒れ放題を何とかしてくれるという保証は、ない。

技術家庭の成績は中か中の下だった。
こんなところでのこぎりをつかうとはなあ。