世帯主様,ご難。
※以下の文面には,ショッキングな内容が含まれていますのでご注意ください。
いやはや,またこの注意書き登場。
しかも今回の主役はワタシではない。
午後,職場にワタシあての外線。
世帯主様からだったので「あら,今日は帰りに迎えに来てくれるのねラッキー」
などと一瞬思ったが,声のトーンが違う。
「実はちょっと事件の被害者になってしまって,警察と病院に行ってきた」
…!
「詳しくはあとで話すけど,たいしたことはないから,」
あるあるある!!
どきどきしながら仕事を済ませて一目散に帰宅。
「だだだ大丈夫っ?」と飛びこむと,
世帯主様,コドモとのんびり将棋を指している。
包帯ぐるぐる巻きを想像していたので
ほっとしてへなへなしてしまう。
午前中,職場に飛びこんできた男にいきなり
7〜8発ぶん殴られたんだそうだ。
後頭部にたんこぶ,目の上にも軽い傷,
念のため脳神経外科にかかってCTを撮り,全治1週間。
その他の被害。
Yシャツの胸ポケット,ひきちぎられて縫い跡しか残らず
(証拠品として警察預かり)
着ていたカーディガン,めちゃくちゃにひっぱられる
(証拠品として警察預かり)
自動改札にも便利な定期入れ,バキッと壊される
(さすがに定期がないと帰れないので,警察預からず返してくれた)
「おとうさんのしごとはたいへんなんだね」
でもこれはイレギュラーな話である〜そう願いたい〜
怖かったでしょ?ときくと,
あっという間の出来事だったのでもがくのが精一杯だったと。
騒ぎを知った同じ職場の方が取り押さえてくれて
これ以上殴られずに済んだし,
アルバイトさんはタオルで腫れた頭を冷やしてくれたとか。
そうこうしてるうちにチャイムが鳴る。
インタホン壊れそうな大声で「集金ですぅっ!!」
あああ世帯主様頭抱えてる。
「すみません…ちょっと病人いるので小さな声でお願いします…」
とお願いして,そうっと財布持って支払を済ませる。
小さい声で「インフルエンザ流行ってますからね,お大事にー」
といつものオジサン。
「ええ…(へらへら笑い)」
絶対,流行ってくれるな。