胸の振子~はてなブログにおひっこし

というわけで、さるさる日記→はてなダイアリー→はてなブログと引っ越しを重ねそして

「元気そうじゃない」じゃないよ

点鼻薬を1日3回使うことになった。

食前でも食後でも構わない、でも絶対忘れないように、と言われた。

アランジアロンゾの可愛い帆布のポーチに入れて持ち歩くことにした。

点鼻薬、ボールペン、ポケットティッシュ

薬の容器の側面にはチェック欄が貼られていて、1日目から朝昼晩、さすたびにペンでチェックを入れる。

ティッシュはさしたあとに容器を拭き取るため、そしてさしたあとに襲ってくるくしゃみ鼻水のため…勿論さす前に鼻をかんだりするけど、さした刺激でくしゃみが出て、追いかけて鼻水が、そして少なからず薬液が出ていく。

そして、注射ほど重篤ではないにしろ、副作用は来やがる。粘膜から吸収されるせいで、わりと早く来て、その度にポンコツになっていく。

朝は出勤する直前にさした。起きてから家事をこなしている間は明晰でなければ無理。家を出て、交通機関の中で肩で息をする。乗り換えの時も駅構内で一旦腰掛ける。ひどい時はそのまま帰った。

昼は昼休みにさして、午後イチからしばらくは難易度が高い仕事を入れないようにした。同僚にも、この時間帯はポンコツなんだよねごめんなさい、と言っていた。

夜は簡単。寝る直前。

 

だるい。だるさは数値化しづらい。はたから見るとただぼんやりだらりんに見える。

めまいがする。日によって時間によって変動する。

内科で血液検査を受けたところ、鉄の値がとんでもなく低くて、鉄剤を処方された。こちらの副作用が便秘がちになること、つまりおなかぐるぐる急降下が多少は解消。

 

病気を知って心配してくれてた友だちと再会した。

「ああ良かった、思いのほか元気そうで」と喜んでくれた。それは良かった、会えて嬉しかったから元気が出たんだと思う。

職場で同僚が言った。

「元気そうじゃない?」

随分仕事の配置を変えてもらい、いろんな人に応援してもらうことになった。仕事減らされたからお気楽になったように見えるのだろうか。うつむく。

言い返すとほぼ「そんなつもりで言ったんじゃないのに」って返事が返ってくるだろうし。

 

あとはずっと汗。

かーっと暑くなってハンドタオルは2枚以上持ち歩いた。

ウエットティッシュみたいなメンソール入り汗対策シートも使って、顔拭いて目ぇチカチカした。

初めて本物の氷枕を買った。保冷剤タイプのものだと夜中にぬるくなって目が覚めたから。

 

楽しいこともあった。木村洋二明石英一郎の豪華な公開生放送を見たり、ワタシにとってランニングの神様の1人、川内優輝さんのトークイベントに行ったりした。

ライジングサンは、2日目のチケットを買った。ご承知の通り初日は悪天候で中止になり、2日目も不安視されてたけど、晴れた。世帯主様と一緒だったけど、聴きたいアーティストが違うのでほぼ別行動。打首獄門同好会のステージ(午前3時スタート!)はサイコーだった。勿論全て、点鼻薬は必携。

 

リストバンドの部分だけ残して日焼けしたあと、術前最後の検査を受け、仕事は少ないながらも引継ぎに入り、入院の準備は進む。